改善案のご提案!
改装にあたっては、段差解消と合わせ、大柄なご主人様がゆったりと入れる浴槽を備えた浴室と、介護が必要になっても大丈夫な間口の広いトイレを実現したい、というご要望がありました。それを実現するため、少し増築をしてスペースを確保できるようプランニングしました。
また、浴室とトイレが並んでいる間取りのため、洗面・脱衣スペースを経由してトイレに入らざるを得ないという問題がありました。この問題を解決するため、脱衣スペースと洗面スペースの間に、収納できる2枚引きの間仕切戸を設置。普段は解放して広々とした家事スペースとし、入浴時には間仕切ってトイレへも気兼ねなく行けるよう工夫しました。
ココがポイント!
水まわりに収納が少なく不便だ、という奥様のご不満を解消すべく、洗面・トイレ・脱衣スペースと、それぞれに収納を配置。収納のついた洗面化粧台だけでなく、トイレ内には造作の収納、洗濯機の上にはウォールキャビネットを配置し、それぞれの場所で必要なものがしまえるように、奥様にアイデアをいただきながらカタチにしました。
ご要望の背景
- 脱衣スペースと浴室の間仕切りがないため冬は寒かった浴室。
- 滑りやすいタイルと段差で危険。
浴室は1.25坪になりました。魔法びん浴槽で、最後に入る人まで温かくゆっくりと入浴が楽しめます。
ご要望の背景
- 横に長い洗面スペース。
- タイル貼りで味がありますが、収納には困っていました。
見てください、この収納力!広がったスペースを無駄にしたくない!という奥様の思いをカタチにしました。
ご要望の背景
- 奥行きはあるものの、間口が狭く介助がし難かったトイレ。
側面に造作の収納を設置。お母様のための手摺も取り付け、安全性もアップしました。
間取り図
施工前
施工後
お施主様からの一言
お風呂が広く暖かくなったので、祖母が喜んで入浴するようになりました。あちこちにあった段差もなくなり、安心しています。平面的に広くなっただけでなく、天井が高くなったことも嬉しいですね。
アドバイザーからの一言
数cmの小さな段差が、毎日の生活には危険となります。公的な助成制度が活用できる場合もありますので、ぜひご相談下さい。