最近増えている地震。電柱が倒れ、停電となることも。急な停電困りますね。
また、地震や大雨などの災害では、停電の他にも断水が生じることもあります。
今回は、停電時でも困らない対策や、断水時に困るトイレ対策についてご紹介していきます。
〈停電時対策/電源について〉
まず、停電時対策ですが、高額な太陽光システム&蓄電池といった設備だけでなく、ご利用されている方も多いエコカー(ハイブリット車、プラグインハイブリット車、EV車)をバックアップ電源として活用できることご存じですか?
この仕組みに、V2H( Vehicle to Home)というものがありますが、導入コストが通常100万円前後かかる上、現在はプラグインハイブリット車またはEV車から住宅へ電気供給ができる仕様となり、一般のハイブリット車は未対応で使用できる車種が限られます。国からの補助金も利用できますが、トータル予算が少なく、申請時には今期予算終了ということが多いようです。
今回ご紹介するものは、日東エルマテリアル株式会社の「スマートエルラインライト」というもので、V2Hとは異なり、普及率の高いハイブリッド車も含めたエコカーから、災害・停電時に非常用負荷5回路へ電気供給可能となるシステムとなります。
機器費用と設置費用含め業者によりますが、一般的には40万円程度で設置可能となります。
特徴等は以下の通りです。
※「スマートエルラインライト」は、太陽光発電や発電機とも接続して給電も可能です。
https://www.nitto-lmaterials.com/product/drain/ds_ellight/
〈停電時対策/トイレについて〉
他にも災害時に困るのが、トイレの問題です。
最近は、タンクレス、水を流すレバーハンドルがないタイプも増えており、停電時には、
手動で水を流す方法を知っておく必要があります。
なお、レバーハンドルがついているタイプであれば、レバーを回せば水を流せます。
例えば、TOTOのレバーハンドルがないタイプの水の流し方は、以下の通りです。
上記以外に、本体パネルを開けて使用する手動レバーで水を流す方法や、断水時に自動洗浄をオフにする方法などもTOTOホームページには記載されています。
※詳しくは以下URLまで
https://jp.toto.com/support/emergency/teiden/teiden-levernashi/
LIXILの場合は、以下URLをご確認ください。
https://faq.lixil.co.jp/--626cd6cd2cb4bd00237e21ee
〈停電時対策/玄関のカギについて〉
また、停電時、玄関ドアのスマートコントロールキーなどについても、施錠や開錠ができなくなる場合があります。
スマートコントロールキーを採用しているYKK APのホームページには、以下のような対策ページが用意されています。
詳しくは、以下URLまで。
https://www.ykkap.co.jp/company/important-notice/20220908_1
〈災害時対策/キッチンについて〉
パナソニックのホームページには、キッチンの地震・停電・断水時の注意点をまとめたページがあります。他メーカーをご利用の方にも、ご参考となりますので、ご案内いたします。
https://jpn.faq.panasonic.com/app/answers/list/p/4014/c/4321/search/1
《重要》
地震などで停電した場合の復旧時は、ヒーター等熱源が転倒したままの場合もあり、そのまま通電回復すると火事になる等の2次被害が起きる可能性がありますので、停電時にヒーター等の熱源の状況をまずご確認ください。
《災害対策に関する大手住宅設備機器メーカー参考ページ》
・パナソニック「災害時の商品取り扱いに関するご注意」
https://sumai.panasonic.jp/saigai/
・TOTO「緊急時の対応とサポート」
https://jp.toto.com/support/emergency/
・LIXIL「災害対策ガイド」
https://www.lixil.co.jp/support/disaster/
・LIXIL「災害時に停電したらどうする?最初にやることや過ごし方について解説」
https://www.lixil.co.jp/reform/gensai/column/column_vol06/
Rihoでは、災害に強いリフォームについてのご相談もお受けしています。
お気軽にお電話やお問い合わせフォームにてご連絡ください。
これからもタイムリーな話題を取り上げていきます。
次回のRihoニュースもお楽しみに!!