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【 ゴミ問題の歴史 】

[09/07/21]


 

〇遷都したのはゴミのため?

7世紀半ばから8世紀にかけ日本では10回以上も遷都が行われましたが、その理由のひとつにゴミの問題があったといわれています。

平城京から平安京への遷都もゴミを処理しきれなくなったからという説もあるようで、当時まちなかにはゴミがあふれていました。そのため平安時代には宮中の掃除に携わる宮職が設けられ、法律でも清掃について多くのことが決められていたようです。

 

〇江戸時代の処理システム

江戸幕府が開かれると江戸のまちには多くの人が集まり、ゴミ問題が深刻化します。人々が空き地や堀、川へゴミを投棄するので度々禁止令や触れ書きが出されましたが効果なし。

そこで4代将軍家綱は、幕府指定の投棄場を作り、町じゅうのゴミをそこに集めることにしました。

町人はそれぞれ決まったゴミ出し日に決められた場所へゴミを出し、それを請負業者が集めて船で処分地まで運ぶという流れ。

投棄場がいっぱいになれば埋め立てて別の投棄場をつくる、という見事なゴミ処理システムが確立したのです。

また幕府はゴミの不法投棄を取り締まる役人(芥改役(あくたあらためやく))を設けて帯刀を許可するなど、まちをきれいに保つ取り組みの本気度がわかります。

 

〇日本は昔からキレイ好き

当時、世界のどの都市もゴミ問題を抱えていましたが、いちばんの悩みはし尿処理。その頃ヨーロッパでは生ごみもし尿も窓から道路にそのまま捨てていたのですが、日本では鎌倉時代にくみとり式のトイレが発明され、し尿を肥料として利用するしくみができていたため、外国人の書いた文献によれば当時のヨーロッパに比べて江戸のまちは際立って清潔だったようです。

 

〇時代とともにゴミも変化

そして明治時代、公衆衛生の向上を図るため「汚物掃除法」が制定され、ゴミ問題はやがて1970年の「廃棄物処理法」に代表されるように公害問題と生活環境の保全に重点がおかれるようになります。

さらに90年代からは循環型社会の構築をめざして各種リサイクル法が次々と整備されるようになり、いまやゴミ問題は地球規模で考える環境問題となっています。

 

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