【 ガラスの歴史 】

[10/08/19]


 

 

■矢じりは天然ガラス製

みなさんはガラスが何からできているかご存知ですか?

主な原料は珪砂(けいしゃ)といって珪石(石英)を細かく砕いた砂。それに草木を燃やした灰を加工したソーダ灰や石炭を混ぜ、溶かして作ります。どれも原価が安いため、100円均一ショップでもたくさんのガラス製品が売られているというわけです。

石器時代に世界中で石庖丁や矢じり、槍の刃などとして利用された黒曜石は、溶岩がガラス状に固まってできた天然ガラスの代表です。

 

■窓ガラス誕生は紀元前1世紀

ガラスが人の手で作られるようになったのは紀元前4000年ごろと古く、エジプトやメソポタミアで装飾用のビーズなどが作られるようになります。まだ不純物を取り除く技術がないため青や緑の色つきガラスでした。

紀元前1世紀頃には現代の製法の基本となる吹きガラスの技法が発明され、食器などの日用品や装飾品としてガラスが大量生産されるようになります。また鋳型に流し込んで板状のガラスを作ることもできるようになり、建材としての窓ガラスが誕生します。

 

■平板で透明なガラスが普及

さらに5世紀頃、膨らませたガラス球を遠心力で平らにする技術が登場。瓶の底ほどのサイズですが、これを鉛でつなぎ合わせて平板な窓ガラスを作りました。このガラスを継ぐ技術を使って、のちに協会のステンドグラスが作られるようになります。

そして13世紀に不純物が取り除かれて透明なガラスが作られるようになるとヨーロッパ各地にガラス製造技術が拡散。18世紀には1枚の板ガラスを作る技術が開発されますが、現在のような安定した質の板ガラスが大量生産されるようになるには20世紀後半まで待たなければなりませんでした。

 

■陶磁器派だった日本

日本で最初に作られたガラスは弥生時代の勾玉(まがたま)だといわれています。

しかしその後、陶磁器や漆器の製造技術が高かったせいか江戸時代までガラスは普及しません。明治時代になってようやく西洋式のガラス製造が始まり、現在では世界有数のガラス製造技術とシェアを誇っています。

 

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