【 ガスの歴史 】

[05/10/19]


■石炭から生まれたガス

世界ではじめてガスが使われたのは1972年のこと。スコットランドの技師が石炭を蒸し焼きにしたときにできるガスでガス灯をともしたのがはじまりです。

日本ではそれから80年後の1872(明治4)年、横浜に日本初のガス灯が登場。まさに文明開化の象徴といえる明かりでした。

 

■ガス灯を点灯する人は?

このようにガスは当初、ろうそくの火にかわる明かりとして普及します。夕方になると毎日「点消方(てんしょうかた)」と呼ばれる専門職の人が長い点火棒で街のガス灯に火をともし、朝はそれを消す作業に走りまわりました。

ひとりの点消方が受け持ったのは50~100本のガス灯。うっかり朝寝坊すると明かりがついたままになるため、点消方になれるのは既婚者だけだったといいます。

■明かりから熱源へ

1900年代に入るとガスは明かりから熱源として注目されるようになります。

薪や炭とちがい、いつでもすぐに使えて、つけたり消したりも簡単、火力も自由に調節できるというのは大きな魅力でした。

とくに高度経済成長期には電気製品とともに家庭用ガス製品が次々と誕生。ガスレンジやガスコンロ、湯沸かし器をはじめストーブ、食パン焼き器、炊飯器、冷蔵庫、アイロンまで登場しましたが、当時各家庭にボンベで供給していたガスに比べ、電気は戦後の大規模電源開発によって供給量が増大したこともあって電気製品が急速に普及。

やがて明かりなどの家電は電気、熱源はガスという役割が定着します。

 

■天然ガスへの転換

そして1970年ごろからは、都市部でプロパンガス(LPガス)から都市ガス(天然ガス)への転換が進みます。

火力はプロパンガスのほうが大きいものの、ボンベの交換や点検にコストがかかるうえ環境への問題もあって、二酸化炭素排出量の少ない天然ガスへとシフトしていったのです。

都市ガスの導管網は現在国土の約6%に敷説されているだけですが、人口密集地域のため、なんと全世帯数の約3分の2をカバーしているそうです。

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