私たちの人生には、生活が変わる節目が何度かあります。55世代(55歳世代)はそのうちでも、最も大きな変化を迎える時期。生活が大きく変われば、住まいに求めるものが変わってくるのも、当然といえます。
外で働き、家にはあまりいなかったこれまでの生活。子育てに追われている間に過ぎていった毎日。ふと気がつけば、使わなくなった部屋が物置部屋になっていて、数ヶ月足を運んでいない・・・。そんな現状に加え、冬の寒さが堪える家で、高齢になってからが心配・・・。築年数も経っていて、地震が来たら恐い・・・。などなど、住まいに悩みはありませんか?
住まいづくりの技術は進化を続けています。特に築20年以上の家に住んでいる方は、昨今の新しい技術で作られた住まいの快適さや安全性を知ると、ちょっとしたカルチャーショックを覚えるかもしれません。
現在の住宅事情、知っておいたほうが得策です。
使わなくなった部屋ができたら、例えば、平屋にすることをご提案します。2階は子供部屋だったというご家庭も多く、子供たちが独立してからは不要になります。2階に上がることも減り、ならばいっそなくして平屋にしてしまうのです。
そうすることで耐震性能を上げることができ、効果的な暖房計画も可能になります。シンプルに生活することで、自分たちのこだわりへ、エネルギーを費やすことが出来ます。
断熱をするには、天井、壁、床に断熱材を施します。グラスウールの使用が一般的ですが、これは施工精度によって効能が左右されるため、私たちは発砲ウレタンの断熱材を使用しています。
また、窓をペアガラスにすることに加え、サッシ周りに樹脂カバーを施すことでも断熱効果が随分高まり、結露も防げます。
弊社を訪れてくださったお客様に木の家の素晴らしさを体感していただくため、用意しているデモンストレーションがあります。冷凍庫で冷やしておいた合板の板と、天然木の板。同時に常温にさらすと、合板があっという間に汗をかきはじめます。対して天然木は、触っても冷たさもあまり感じさせず、全く汗をかきませんので、断熱性に優れていることが分かります。この板が床や壁になることを想像してください。快適でないわけがありません。
30年ほど前の住宅と、今の住宅。全く違う点がふたつあります。ひとつは断熱。もうひとつは耐震性です。
近年、大地震が列島を襲っています。福岡でも、警固断層帯全体が動けば震度7に達するといわれ、大規模な被害が出る可能性が懸念されています。
弊社には、耐震診断士の資格を持つリフォームアドバイザーもいます。今のお住まいの耐震具合がどのくらいか、床下に入り、屋根に上がって現地調査し、図面で診断します。そうした上で、その家の基準値をあげていく補強を提案していきます。
年数が経っても、よい家はよい。せっかく住まいに手を加えるのです。いつ起こるか分からない地震。備えておくことに、越したことはありません。
日本の窓のサッシは2種類あります。国内で現在主流になっている「アルミ」、そしてもう一つは、寒冷地で広く使われている「樹脂」。素材の特性上、それぞれに利点と課題がありますが、ハイブリッド窓は、アルミの良さと樹脂の良さを融合し、課題を解決することが可能です。
断熱化された住まいは、部屋ごとの温度差を抑えることができます。これは高齢者に起こりやすい冬期のヒートショック対策に効果的。寒くなりがちなトイレ、廊下、浴室などとの温度差を少なくすれば、快適さと同時にカラダへのやさしさにもつながります。
高強度断熱材と発泡ポリプロピレンの断熱床パン、その上を覆う発泡ウレタンの断熱クッション層で実現した、暖かくやわらかな床。もうタイルのお風呂には入れません。
さらに浴槽は、浴槽断熱材と高断熱のふろふたによる断熱構造で、抜群の保温力。翌朝でもぬるま湯の状態です。これは、生地を傷めにくく洗剤の力を引き出すといわれる洗濯にピッタリの温度。節水・省エネにもなり、一石二鳥です。
自然素材の注文住宅から始まった当社。現在はリフォームも承っています。こだわりは自然素材を使うことですが、自然素材が全てよしというわけではありません。木の特性を知り、「適材適所の木遣い」が大事。木を知り見極めてこそ、百年生き続ける住まい作りが可能になるのです。
これまで施工してきたお客様の家には、それぞれのドラマがあり、どれもよく覚えています。
うれしかったご依頼は、当社のリノベーションした家で過ごされていた、娘さんからのもの。嫁いで家を出られたのですが、新たな家族と建てる家も、実家のような家がよいと、新築のご依頼がありました。私たちが作った家は「空気が違う」とおっしゃってくれました。
印象に残る施工例もあります。定年退職後に東京から戻られる前に、ご実家の築50年にもなる立派な民家を改築することになりました。
私たちが天然木を中心にした家作りをしていることから、その方は山を持っているので、その山の木を使いたいと言われまして。生木は家作りには使えません。干して使用する期間を含め、5年待って着手しました。手をかけた分印象深く、とてもよい家ができました。
あるリノベーションの見積もりではこんなことが。私たちが見積もり金額を提示しました。そのお客様が、他社から「その金額なら新築ができる」と言われたそうで、一旦は他社を選ばれました。けれども話を詰めていくうちに、結局どんどん金額が上がってしまい、ひと月後、やはりうちでリノベーションをするということになりました。
そういうときも、当社はただ待つのみ。家作りをするのに、ごり押しや勢いなどは絶対にだめだと考えています。フィーリングが合っていないと、うまくいかないものなのです。
私たちはモデルルームを持たず、施工現場の完成時に見学会を行うことで、住まいのイメージ造りのお手伝いをしています。施主さまの家ですから、そのご理解や信頼が必要です。今まで、たくさんの施主様が我々を信頼し、現場見学会を開催させてくださっています。
ちなみに、改築やリノベーションのお話は、女性スタッフがうかがいます。現況のやりかえは現場に何度も足を運ぶ必要があるので、施主様に安心していただく配慮です。
リフォーム店名 | どこまででもおつきあい株式会社エー・エヌ・ホーム 【詳細情報へ】
施工事例数 18件 【施工事例一覧へ】
|
---|---|
住所 | 〒8150035 福岡県 福岡市南区向野1丁目13-1 |
電話番号 | 050-1709-1268 (営業時間:9:00~18:00 定休日:年末年始・夏季休暇・GWのみ休み) |
FAX | 092-561-1838 |
得意工事 |
|
対応可能エリア |
糸島市、小郡市、大野城市、春日市、古賀市、太宰府市、筑紫野市、福岡市、那珂川市 |
実は断熱は、これからの家作りの大事なキーワード。国の政策で省エネ住宅の普及が急がれています。2020年には、2015年度改正した省エネ基準が義務化され、一定の断熱基準に達していないと、減税や補助金などの優遇制度が利用できなくなるほか、将来の住宅の資産価値が低くなってしまうことが予想されています。
さらに、2030年までには、断熱、省エネ、創エネにより年間一次エネルギー消費量がおおむねゼロになるZEH(ゼッチ)基準が標準化される予定です。省エネはもはや、他人事では済まされない状況です。
エー・エヌ・ホームさんは、そういった家作りの現状をみすえた住まい作りを提案してくれる、家を建てたい人々の「お父さん的な存在」とも言えます。たずさわった家ひとつひとつをよく覚えているという山本社長。それぞれのお客様に対し、丁寧に誠実に対応されているからこそ、できることだと感じました。