パティオは暑さ対策 〜スペイン〜

パティオはスペイン語で「中庭」のこと。建物の中央につくられるスペイン独特の庭の形式で、近年日本でもパティオを取り入れた住まいが増えています。

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パティオはスペイン語で「中庭」のこと。建物の中央につくられる、スペイン独特の庭の形状ですが、8世紀にわたりイスラムの支配を受けたために残っているイスラム建築の特徴でもあります。

イスラムの女性が他人に見られずに外に出られるよう中庭をつくったともいわれますが、アンダルシア地方の夏は50℃超える日もあるほどの暑さ。そこで道をわざと狭くつくり、建物どうしを近くしてより多くの日陰をつくっています。おそらく庭も建物に挟まれて日陰のできる庭が理想的だったのでしょう。

パティオにはふつう池や噴水があり、たくさんの木や花を植えて家を涼しくする工夫をしています。しかも地上だけでなく壁一面、かなり高いところまで鉢植えを設置しているのがスペイン流。

普段は見ることのできないパティオですが、毎年5月にコルドバで開催される「パティオ祭り」では、各家の庭が開放され、美しさを競い合います。ユネスコの無形文化遺産にも指定されているこの祭りには、世界中から多くの観光客が訪れるそうです。

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