屋根に上がらないで!~屋根の手入れはプロにまかせて~

年中太陽光線と風雨にさらされつづける屋根は、住宅のさまざまな部位の中でも傷みが気になる場所です。しかし、素人が屋根に上がるのは禁物!屋根に上がって行うような補修が必要な場合は、必ず専門の業者に依頼しましょう。

記事の監修Riho事務局

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屋根へは絶対に上がらない!

1年中太陽光線と風雨にさらされつづける屋根は、住宅のさまざまな部位の中でも傷みが気になる場所です。しかし、素人が屋根に上がるのは禁物!つねに転落事故などの危険がつきまといます。それが1階建ての家でも2階建ての家でも、屋根に上がろうとするのは絶対におやめください。そのため、屋根のお手入れについては、基本的には日常的な目視確認によるチェックすることが基本。あとは屋根に上がらなくても手が届く範囲での清掃や補修のみにとどめるようにします。もしも、屋根に上がって行うような補修が必要な場合は、かならず設計施工を依頼した工務店やハウスメーカー、あるいは設計事務所などの担当窓口など、専門の業者に依頼しましょう。では、どのような点に注意して傷みをチェックし、どのような場合に専門業者へ依頼すればよいのでしょうか。

屋根のメンテナンスは防水性の維持と美装

屋根のメンテナンスの目的は大きく2つあります。1つは最も重要な屋根の防水性の維持。2つ目は変色対策など美装のためのメンテナンスです。

雨漏りは屋根材自体の劣化が原因となることは少なく、地震や台風などで瓦屋根の瓦の葺き方がズレたり割れたり、下地部分の防水に問題が起こっている場合も多いようです。台風や地震などが起こったら、瓦などの状態を目視でチェックするほか、雨漏りなどが発生していないか押し入れの中なども含めて注意するようにしましょう。また、塗装については、瓦屋根の場合は必要ありませんが、化粧スレート葺きは美装のため10~15年に1度、またガルバリウム鋼など金属板葺きは、美装と対候のため20年に1回程度塗装(フッ素樹脂塗装)が必要になります。

さまざまな屋根とお手入れ

ひと口に屋根と言っても、近年は、さまざまな種類の屋根材が登場しています。昔ながらの瓦葺きからトタンやガリバリウム鋼板の金属系屋根、あるいは人造の化粧スレートから天然スレート屋根等々、さまざまな素材が使われた屋根が登場しています。個々の特徴を把握して正しく管理し、手入れしていきましょう。

① 屋根用化粧スレート葺き

粘板岩でできている天然スレート瓦に対して、セメントに繊維などを混ぜて強化した工業生産品が屋根用化粧スレートです。軽量で薄く、製品にもよりますが30~50年の耐用年数があります。主原料に天然パルプなどの繊維を使うため健康面の安心感も増し、彩色も色あせや色落ちが少なく優れた耐候性を備えています。屋根用化粧スレートは耐用年数も長く、日常的に手入れは必要ありません。ただし、この屋根材は瓦としては薄いものなので、堅い底の靴などで上を歩くと破損することがあります。テレビアンテナの設置などで屋根工事の専門家以外の人が屋根に上がる場合は、スレートを踏み割って破損させないよう、注意してもらいましょう。

② 金属板葺き(瓦棒葺き)

金属板葺き屋根もさまざまな素材の鉄板があります。亜鉛鉄板に着色亜鉛鉄板、耐久性に富むガルバリウム鋼板。緑青の色合いを楽しむ銅やステンレス、チタンなどの素材を使った屋根材もあります。金属板葺き屋根の「瓦棒葺き」は、 屋根の流れ方向にそって裏板に桟を打ち付け金属板を敷き、桟の上にも金属板をかぶせるやり方。横方向に屋根の線が揃う葺き方としては、他に「一文字葺き」や「横葺き」(断葺き)もあります。 金属板葺きの屋根は、耐久性を損なう「サビ」が大敵。落ち葉やゴミは水はけを悪くしサビ発生の原因になるので、屋根の上のゴミはホースで水を流したり竿で払って取り除きます。ただしこれも屋根には上がらず、無理のない範囲で行ないます。また、テレビアンテナの新設時など、専門工事業者以外の方に屋根に上がってもらう時は、金属葺き材を傷 つけないよう注意してもらいましょう。

③ 瓦葺き

「瓦」は、粘土を原料に陶器のように焼き上げた屋根葺き材。耐候、耐火、遮音性に優れ、その形の違いにより和型と洋型に、焼成法(しょうせいほう)によりいぶし瓦や釉薬瓦(ゆうやくがわら)などに分けられます。通常、瓦葺きは軒先やけらば※付近など、要所だけを釘止めするので、地震や台風など強い衝撃に合うと、ズレたり外れたりする可能性があります。瓦屋根の場合も屋根工事の専門家以外が屋根に上がる時は、傷付けたりずらしたりしないよう、注意してもらいましょう。


※けらば:屋根の妻側の端部を表す名称です。これに対し、地面に対して平行になる屋根の端部を「軒」または「軒先」といいます。

雨どいにご用心!

屋根に降った雨水を軒先の樋(軒樋)で受け、これを集めてタテどいから落し流して排水する「雨どい」は、硬質塩化ビニルなどで作られた工業製品です。この雨どいは、落ち葉などが溜まって詰ると、あふれ出た雨水が外に飛び散るなどして外壁等を濡らしたり、汚したりしてしまいます。そこで、樋の中に落ち葉やゴミが詰らないよう、日常的に小まめに取り除く必要があります。それ以外にも、年2回から3回程度掃除するようにすると良いでしょう。特に台風の前後や落ち葉の頃、また梅雨前の時期などは注意が必要です。

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