春のお手入れ

3月になったら気になる各所を点検します。もちろん暖房器具も片づける前に点検整備をお忘れなく。
4月は黄砂の季節。室内に入り込んだ土埃や窓ガラス・サッシのレール部も小まめに清掃します。
薫風香る5月は「梅雨」入りへの準備の月。排水溝や溜めマスはきちんと掃除して詰りを除き、塗装や壁紙の剥がれを調べて酷いものは修繕。庭の雑草も今のうちに刈ってしまいましょう。
夏のお手入れ

梅雨時は除湿とカビ対策! 梅雨の晴れ間に小まめに窓や押入れに風を通し、屋根や雨どいに傷みがないか気をつけます。
梅雨開けの7月は外壁のお手入れに最適です。塗装の剥がれた箇所等チェックして早めに塗り替え、網戸をチェックし取り付けます。
8月は台風シーズン。屋根や雨どい、排水溝、窓や雨戸など点検&修繕。また夏休みで家族が揃うので大掃除もできます。大量の水を使ってもすぐ乾くので、家の外回りを掃除しましょう。
秋のお手入れ

まだまだ続く台風シーズン。台風通過後は屋根や雨どい等を点検し、壊れた箇所は早めに修繕します。
一方、庭では雑草が伸びているので、涼しくなってきたら早めに草刈りしてしまいましょう。
10月は夏の間に傷んだ外壁や屋根、カーポートなどチェックして、寒くなる前に修理を。秋晴れの日は外まわりの塗装にも適しています。
11月は冬支度の月。暖房器具を点検整備し、窓やドア部等のすきま風もチェックしておきます。
冬のお手入れ

師走の大掃除は住まい全体の点検チャンス。普段なかなか調べられない場所も、大掃除のついでにもれなく調べます。たとえば消火器は使える状態になっていますか?機器を点検し、置き場所や使い方も全員で確認しておきます。
また、冬は室内に空気がこもりがち。小まめな換気で空気を入れ替えます。
2月は暖房器具がフル回転する季節。それだけにサッシなどへの結露も激増します。結露でたまった水分は、こまめに掃除して取り除きましょう。
月別 住まいのお手入れポイント
月 | お手入れポイント |
1月 | ●火災の多いシーズン、消火器を点検し、置き場所と使い方を家族みんなで確認。 ●暖房をつけた部屋に空気がこもりがちなので、換気を十分に。 |
2月 | ●暖房している部屋の結露に注意。溜まった水は早めに掃除します。 ●冷え込みの厳しい北国では水道管等の凍結防止策を。 |
3月 | ●雪解けで埋もれていたゴミや汚れが顔を出すので、早めにお掃除。 ●雪や寒さで傷んだ箇所を点検し、暖房器具も片づける前に点検を。 ●春一番が吹き始めるので、部屋に吹き込まれた土埃は念入りに掃除します。 |
4月 | ●春風で土埃が舞い、ガラスが汚れがちなので、ガラスとレールも掃除します。 ●暖かくなってきたら、庭のお手入れも始めます。生け垣の刈り込み等。 ●シロアリ発生シーズン到来。羽アリはよく見てシロアリかどうか確認し、シロアリだったら専門業者に連絡します。 |
5月 | ●梅雨前に排水溝や溜めますなどをチェックし掃除をしておきます。 ●雑草が伸びすぎる前に草刈りを済ませておきます。 ●梅雨前に、壁紙や塗装の剥がれを調べ、必要に応じ補修します。 ●木材防虫防腐剤でヒラタキクイムシの繁殖を予防します。 |
6月 | ●梅雨到来前に屋根や雨樋を点検し、雨漏りを防ぎましょう。特に押入れの中など見えない場所に注意。 ●除湿とカビ防止をかねて、梅雨の晴れ間は窓や押入れを開け、通風と防臭に注意します。 |
7月 | ●夏前に網戸の点検、取付けをすませ、ついでに草刈りも行います。 ●外壁塗装に最適のシーズンです。剥がれた塗装など一気に塗り直しましょう。 ●畳をあげて大掃除するにも良い季節です。 |
8月 | ●水仕事が楽しい季節。外壁や庭、門など家の外まわりを大掃除します。 ●台風シーズンの到来を前に内外を点検。特に屋根や雨どい、雨戸、排水溝等、要注意です。 |
9月 | ●片づける前に、冷房器具の整備をすませ、雨戸、網戸のお手入れも。 ●台風に備えて、屋根や雨どいをチェックし、必要なら修繕も。また夏のあいだ伸びた草刈りも済ませます。 |
10月 | ●秋は外まわりの塗装に最適。剥がれた塗装は塗り直しておきます。 ●台風で壊れた箇所がないか、屋根や外壁など外まわりをチェック。雨どいの落ち葉も掃除します。 |
11月 | ●冬支度は、まず暖房器具の準備やすきま風対策。 ●業者への修理依頼は12月になると混み合うので、依頼は早めに。 |
12月 | ●大掃除と合わせて家全体の点検を。 寒さの厳しい地域では、凍害や雪害対策を早めに済ませます。 |