建物の形は?吹抜けは?
建物は平面図で見たときに、L字型やT字型など複雑なかたちよりも、長方形のようにシンプルなかたちであるほど地震の揺れに強くなります。また、外見は長方形でも、一辺が4m以上の大きな吹抜けがある場合は注意。複雑な形状や大きな吹抜けは、地震のときに建物をゆがめてしまう恐れがありますので、しっかりと補強が必要です。
外壁 をチェック!
壁の配置が偏っていると、配置の少ない部分から揺れで壊れていきます。外から見て、2階に外壁がある面に、1階の外壁もあるかどうか。1階の外壁、全ての壁面(東西南北)に壁があるかどうかがチェックポイント。また、1階に外壁が多いほど、屋根が和瓦などの重い素材でも耐えやすくなります。
安全を支える、「基礎」もチェック
「基礎」とは、住宅を支える下部の構造のことを指します。鉄筋コンクリートによる、布基礎・ベタ基礎・杭基礎など、堅固な基礎が安心。家の下をチェックして、土台が崩れかかっていたり、ひび割れしている場合には、対策が必要です。
日々のメンテナンスとチェックが大切
他にも、これまでの浸水や大地震などの被害に合い、わずかな修復だけで耐えてきた場合、外観からは分からないダメージを蓄積していることも。老朽化やシロアリ被害で低申請が落ちている場合もあります。
日頃から、わが家の健康状態によく注意を払い、セルフチェックで不安を感じたら、専門家に正確な耐震診断を依頼するとよいでしょう。特に、1981年よりも前の旧耐震基準で建てられた住宅は、一度プロの診断を受けることをオススメします。