その家具、配色を考えていますか?

例えばこんな家具が置いてある部屋を思い浮かべてみましょう。
ナチュラルなパイン材チェストの隣に、
化粧合板仕様の黒のテレビボード、
その前に置いてあるリビングテーブルは赤みの強いチェリー材のもの……。
それぞれのアイテムは機能的でデザインも素敵でも、同じ部屋に置くとイマイチな印象です。なぜならテーマカラーがなく配色が悪いからです。
部屋の色を3つに分類してみる
インテリアのカラーコーディネートの基本は、以下の3つに分類し、配色を考えることです。
(1)ベースカラー:床・壁・天井など部屋の大部分を占める色(70~75%)
(2)アソートカラー:カーテン、ラグ、ソファやテーブルなど家具類の色(20~25%)
(3)アクセントカラー:照明やクッションなどアクセントになる小物類の色(5~10%)



色の組み合わせで悩んだときは同系色を選ぶと失敗が少ないでしょう。自然と濃淡や明暗のコーディネートになりますから、複数の色を使っても雑多な印象を避けることができます。系統の違う色なら3色までに抑え、色のトーン(明度・彩度)を揃えます。
カラーコーディネートはインテリアの醍醐味です。家具を購入する前に、部屋全体のイメージを膨らませ、いろいろなアイディアを出してみましょう。