スイッチやコンセントなどの配線計画は、意外にも家づくりの失敗例によくあげられます。日々の暮らしやすさに大きく影響し、やり直しが難しいので、悔やんでいる人が多いのかもしれません。
暮らしをイメージ

まずは、家族それぞれのライフスタイルや導線、家具の配置、電化製品は何をどこで使うか、などをできるだけ具体的にイメージすることが大切。図面に落とし込むなどして、情景を頭に描いてみましょう。
配線図をチェック
配線図に照明やスイッチ、コンセントなどの位置、種類、数などが記号で書かれているのでひとつずつ確認を。高さは展開図で確かめましょう。
チェックポイント-スイッチとコンセント-

【スイッチ】
ポイントは〝使いやすさ〟。配線図でスイッチと照明は紐づけされているので、まず位置と高さをチェックします。そのうえで、階段や廊下、入り口が多い部屋は2か所で〝入/切〟ができる3路スイッチにしたり、調光スイッチにしたりの検討も。スイッチがドアの開閉で隠れてしまうような、配置ミスにも要注意です。

【コンセント】
ありがちな失敗例は、「数が足りない」や「配置・高さのミス(家具で隠れてしまう)」など。コンセントの数は、2畳あたり1か所(2口)以上が目安と言われており、8畳の部屋なら4か所に設置すると、延長コードやたこ足配線が防げます。また、キッチンやテレビ、パソコンまわりは特に多めに設置するなど、余裕をもたせておきたいもの。
さらに、洗濯機用や机用、掃除機用はそれぞれに合わせた高さにする、目的によっては床から電源をとるなど、高さや種類をしっかり検討したいものです。