もともとあった段差を取り払って、フラットな玄関に。
広い奥行のある空間が出現。手前左側の靴箱はオーダーで作ったもの。
玄関とキッチンへの間はガラスの壁に。
戸を閉めても玄関のシャンデリアの灯りがリビングにまでこぼれます。
洋室と和室をつなげてひとつのリビングルームが誕生。
壁はあえて斜めに下げて、あいだに照明を設置。部屋のアクセントになっています。
当初は白で統一するはずだった壁。「色で遊ぼうと考えて、好きなピンクパープルにしました」と奥様。パソコンやCDが並ぶ趣味のコーナー。
床は木の節目が残るアンティークのオーク材を使用。
一般的なフローリング床などに比べて幅が広く、オシャレな雰囲気に仕上がっています。
「広いキッチンを」という要望から廊下をなくしました。
キッチン周りの棚はオーダー。天井に空間を開けて広く見せています。
和室と絨毯敷の部屋をひとつにした寝室。
押し入れをクローゼットとウォークインクローゼットに。2部屋に仕切れる工夫も。
洗面所は天窓の自然光を活用し、灯りは洗面台の上下のすき間と、足もとからのみ。
洗濯機の収納スペースは扉の中。
お施主様からの一言
こだわったのは、床と壁。これほど幅広い床材を使った物件は既存ではなかなかなくって。
自然素材に囲まれて暮らす、ふたりの理想の住まいです。
アドバイザーからの一言
リフォームとは、すき間をひとつひとつ見つけていって、そこをどう活用するかを考えることです。すき間を見つけては天井を上げたり、収納を作ったりする、いわばカスタムオーダーですね。いかにお施主様に利用してもらえるかが大切だと思います。H様邸はスタイリッシュとシンプルをテーマに仕上げました。建具や家具の把っ手をすべてステンレス素材の同じ形のもので統一したのもこだわりです。
Rihoリポート
購入した中古マンションを全面的にリフォームして、自分たちらしい理想の住まいを手に入れたH様邸。
築約30年のマンションが、まるで欧米の住宅のような素敵な住空間に生まれ変わりました。また、壁に珪藻土を用いるなど自然素材を多用しながら全面的に改装。近い将来、お子様が生まれたときの事を考えて、寝室は子ども部屋と仕切れるように工夫が施されているのがひと手間ですね。