リフォームのポイント
ご高齢の方や障がいをもつ方が毎日快適に過ごせるように、「使い勝手が良い」「汚れにくい」「掃除しやすい」という3点を考慮。便器、洗面台や浴槽、キッチン、収納など、明るい色を基調にしたものを選んだことで、家の中の雰囲気も明るくなりました。
**キッチン**
キッチンには、オール電化のシステムキッチンを導入。また、奥行きが浅くて横に広い収納を取り付け、食器の出し入れをしやすくしました。
ご要望の背景
傷みが見られるキッチン。収納スペースが少なかったため、鍋や洗い物が片付かない状態でした。
オール電化のシステムキッチンで火災や火傷のリスクが軽減。食洗器や収納も増え、すっきりと片付くようになりました。
**トイレ**
最新型の便器と手洗いを取り付けました。「便器に座ったまま手を洗うこともでき、とっても使いやすくなりました」と娘さんも笑顔です。
ご要望の背景
タンクに手洗いが付いている便器だったため、いったん立ち上がって手を洗うのが、障がいをもつ娘さんには不便でした。
手洗いを別にして壁側に設けたことで、座ったまま手が洗えて便利になりました。セラミックパネルを使用した壁は、掃除が格段に楽になりました。
**洗面**
ご要望の背景
1.25坪の広い脱衣所でしたが、収納が少なく、服や物の置場に困る状態でした。
1坪と狭くはなりましたが、収納スペースが増えたので使いやすい脱衣所に。オープン棚には、毎日使うものを置くことができます。
浴室には、掃除のしやすいシステムバスを取り入れ、つかまって出入りできるよう、浴槽、洗い場の両方に手すりを設置しました。
膝を痛めていらっしゃる奥様は「浴槽が広く、足がゆっくり伸ばせます」と嬉しそうにおっしゃって頂けました。
【リフォーム費用の内訳】
●撤去工事 300,000円
●建築工事 1,250,000円
●内装工事 150,000円
●ガス・水道・設備工事 1,100,000円
●電器工事(分電盤取替え含む) 200,000円
●廃材処分及び諸経費 200,000円
●ユニットバス工事 2,300,000円(キッチン、バス、トイレ、カップボード他)
お施主様からの一言
私たち夫婦も70代後半ですので、家具の移動や片付けには、苦労しました(笑)。
リフォームするには体力も必要ですね。最新型の機器に慣れるのにも時間がかかります。いま60代で『リフォームしようかな』と考えている人は今すぐにやった方がいいですよ。
アドバイザーからの一言
トイレを汚してしまった場合を考え、便器廻りの床材と壁材にセラミックパネルを使用しました。丈夫で水に強く、目地がないので、拭き掃除がとても簡単です。
また、既存の給水・排水管を利用する手洗いを設置しました。
今後、廊下や玄関なども徐々にバリアフリーにリフォームすることを、改めてご相談受けました。