台湾では生活ゴミの分別や捨て方が徹底されており、台北の場合ゴミの分別は大きく一般ゴミ、生ゴミ、資源ゴミの3種類。生ゴミはさらに飼料用と堆肥用に分かれ、資源ゴミは平面(新聞・雑誌などの紙類、洋服、ビニール類など)と立体(ビン、ペットボトルや紙パックなどの容器、金属類など)に分かれています。
分別は郷に入れば郷に従えで慣れるしかないのですが、問題は収集方法。一部のマンションなどを除き「ゴミ置き場」というものがないのです。どういうことかというとそれぞれ週2~5日、決まった曜日、時間に収集車が巡回してきます。収集車の流す音楽が聞こえてきたら「それっ」とゴミを手に外に駆け出し、収集車が目の前にきたところで自分でそこにゴミを投げ込むというわけです。
週に何度も来てくれるのはありがたいのですが、仕事の都合などで間に合わない人は大変。幸いゴミ収集車がいまどこを走っているかがわかるアプリがあり、ゴミを出せなかった人はそれを頼りにゴミ収集車を追ってまちを走りまわることになるようです。