南米ペルーで賃貸物件を探すときは不動産業者をとおさないことが多く、オーナーと直接交渉できるのがメリット。
家具付き物件もよくあるので、海外からの居住者にはうれしい限りですが、契約の際には契約書とは別のある書類にサインが必要。それが「賃貸物件に付帯する家具・備品項目」というものです。
それには照明器具の電球の数、ドアノブのメーカーや材質、かたち、スイッチプレートの材質、色、かたちの特徴までじつに事細やかに記載されています。汚したり壊したりを心配しているのではなく、じつは盗難が横行しているからという事情のよう。
日本人の感覚からすればスイッチプレートを盗んでもしかたがないように思えますが、ペルーではこんな小さな備品でも売り買いできるようで、賃貸人が高価な備品を売って安ものにつけ替えたりするといいます。
だから入居するほうも最初に壊れている家具や家電がないかのチェックが必須。あとになって申告しても信じてもらえないかもしれません。