これって建築用語  ~最近はかすがいもあまり使われなくて知らない人が多いらしい~

[11/30/17]


 

■子はかすがい

鎹(かすがい)とは、ホッチキスの芯のように「コ」の字のかたちをした大きな針のこと。2本の木材に打ち込んでつなぎ合わせたり、補強したりする金具ですが、仲が悪くなった夫婦でも、子どもへの愛情が縁をつなぎ止めるということから子どもをかすがいにたとえているわけです。

この言葉と庶民に広めたのは、江戸時代末に人気を博した落語家、春風亭柳枝の創作落語「子別れ」かもしれません。大酒飲みで遊び人の大工・熊五郎と、熊五郎の女遊びに愛想をつかして家を出た女房が子どものおかげで復縁するという人情噺で、今もアレンジされながら演じられています。