これって建築用語

[07/14/17]


■杮(こけら)落とし

新しく建てられて劇場で初めておこなわれる興業のことを「こけら落とし」といいますが、この「こけら」というのは木を切ったり材木を削ったりした時に出る細かい木片や木くずのこと。昔は建築工事の最後に屋根などの木くずを払い落として完成したことから、劇場の新築を披露する初公演をこけら落としと呼ぶようになったようです。

ところでなぜこけらを杮と書くのか不思議ですよね。じつはこれ、くだものの柿とは違う漢字。木へんの横はなべふたに「巾」の5画ではなく、上から一本の縦棒が貫く4画。確かに辞書で引いても柿にこけらという読みはないですね。